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「国宝瑠璃光寺五重塔 令和の大改修」クラウドファンディングプロジェクト

瑠璃光寺

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 国宝瑠璃光寺五重塔は、山口県を拠点にして西国一の力を持った守護大名・大内義弘公を弔うため1442年に建てられ、 奈良の法隆寺五重塔、京都の醍醐寺五重塔とともに「日本三名塔」の1つに数えられています。 山口市唯一の国宝であり、年間50万人を超える観光客が訪れる山口の観光のシンボルです。 こうした中、2019年10月の首里城火災後の防火体制強化や、1998年の葺き替えから約24年が経過し、台風等による傷みが進んでいる檜皮葺きの屋根の改修工事を実施する必要があります。

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 国宝であれば、拝観料を改修費用や整備費等に充てることが一般的ですが、瑠璃光寺五重塔は香山公園の中にあり、拝観料は頂いておりません。 高さ30mを超える木造建築物の改修工事や最新の消防設備の整備を実施するには、現時点で総額約7億6千万円の経費が見込まれ、 国・県・市からの補助金をいただいても、なお多額の所有者負担金が必要であり、その額は瑠璃光寺や檀家だけで対応できる金額をはるかに超えています。 瑠璃光寺五重塔は、山口の観光のシンボルとしてはもちろんのこと日本の歴史や建築を語るうえでも欠かせない存在です。 これまで580年もの長いあいだ大切に守られてきましたが、次の世代へ「山口市唯一の国宝」を引き継ぎ、山口市の更なる発展に繋げていくためには今回の改修が不可欠となります。 そこで、地元の観光団体が中心となって国宝瑠璃光寺五重塔の保存を目的にクラウドファンディングを3期に分けて実施する運びとなりました。 日本の宝でもある国宝瑠璃光寺五重塔を守り続けるため、必要不可欠な改修工事になります。 瑠璃光寺五重塔を次世代へとつなげるため、皆さまからのお力添えが必要です。

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 「令和の大改修」の記者会見を9月2日午後2時、五重塔近くの飲食店で開きました。 新聞7社(読売、朝日、毎日、中国、山口、防府日報、宇部日報)と テレビ5社(NHK,KRY山口放送、TYSテレビ山口、YAB山口朝日放送、山口ケーブルビジョン)の計12社が参加。 瑠璃光寺の渡邉住職が丁寧に説明し、記者会見後には五重塔そばでフォトセッションを行いました。 読売、毎日、中国、山口の各紙は3日付朝刊で報道。KRY(2分30秒)、TYS(1分43秒)、YAB(2分)では2日夕方に放送されました。 6日には宇部日報、13日には朝日が記事を掲載しました。

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 室町時代、応永の乱で戦死した大内義弘の菩提を弔うため、弟の盛見が建立を計画し、 一四四二年に完成した。全国に現存する五重塔のうちで10番目に古く、 その美しさは日本三名塔の一つに数えられています。 室町中期における、最も秀出た建造物と評されています。 ちなみに、日本三名塔の他2基は、奈良県の法隆寺と京都府の醍醐寺にある五重塔です。

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